JR-200のコンポジット出力改造

松下電器のJR-200は1982年に発売された8ビットのホームコンピュータ。
CPUは6802相当、RAM32KB、カラー8色。画面は64*48ドットのセミグラフィックとキャラクタ表示のみだがユーザー定義文字を使ってある程度グラフィカルな表現もできる。
海外でも発売されていたみたいでこんな詳細な解析をしているひともいるし、日本でもこんな無茶をしてるひとがいたり。
こいつの前機種であるJR-100は当時から使っていて、雑誌の文通コーナーで会員募集していたユーザークラブなんかに入会したりしてけっこう遊び倒したのだが、今回200を入手したので久しぶりに遊んでみようかと考えている。

JR兄弟で記念撮影。「JR-200はJR-100よりデザインが良くなった」って言われることが多いんだけど、100のほうが断然カッコイイと思うなぁ…
さてこのJR-200、気軽に遊ぶにはちょっと問題がある。映像出力としてRF出力とRGB出力、そしてコンポジット出力を持っているのだが、RFが単体出力なのに対してRGBとコンポジットはひとつの端子にまとめられていて専用ケーブルがないと出力できない。
21世紀においてレトロコンピュータをRGB出力するのはなにかとめんどくさいことが多いし、RF出力ってなにそれおいしいの? ってな状態である。消去法でコンポジット出力を使うしかないのだが、専用ケーブルを自作するのもめんどい。
つーわけで使う予定のないRF端子をつぶしてそこからコンポジット出力をしようという記事がFINDさんのこちらのサイトに載っていたので早速改造してみた。



蓋を開けて…



切った貼ったして



写った!


これで最近のTVで気軽にマイコンできるっつーわけ。6800系のCPUってちゃんと使ったことないんでこれを機会に勉強してみようか……ん、何のために??
しかし、最近の液晶TVのコンポジット入力の味気なさといったら……